「こんな瞬間、よく撮ったねえ!」と言われますが、見る人が見れば分かるように、これ、Affinity photoっていうMac用画像ソフトで制作したフィクション画像です。
作品紹介でも書いているように、「アームチェア・ゴルファーの密やかな追憶〜ゴルフ・ショート・ストーリーズ Vol.2〜」のインサート画像として作りました。
雷の英語は光と音で言葉を分けているらしく、雷光はLightning、雷鳴はThunderになるそうです。
雷が庭の木に落ちて、真っ二つになった木からバットを作ったのが幼い頃のロイ・ハブス。映画「ナチュラル(The Natural)」の主人公ですね。バットには稲妻のマークが入っていて、これに「ワンダーボーイ」ってニックネームがつけられていました。
このバットで好調さを取り戻すロイにあやかり、チームメイトがみんなユニフォームの袖に稲妻マークをつけたシーンには笑いました。
日本映画だったら「頑張れ!イナヅマ野郎ども!」なんてタイトルがつけられそうですね。
グレン・グロースとラストシーンの美しさ以外は残念な映画でしたが、それでもアメリカン・ドリームらしい作品といえます。
アメリカでは他にも「メジャーリーグ」とか「がんばれベアーズ」とか、ベースボールを題材にしたシンプルな映画が作られていますし、スポーツ全般になるとアイスホッケーの「スラップショット」とかボクシングの「ロッキー」とか「天国から来たチャンピオン」とか、いろいろあって、どれも屈託なく楽しめます。
選択肢のひとつと思えばツッコミも笑って済ませられるのがアメリカ映画のいいところ。
しかし、なぜかゴルフを題材にした映画だけは恵まれません。
ケビン・コスナー、「さよならゲーム」なんて佳作に出ていたのに「ティン・カップ」はあまりにお粗末でした。
唯一、ゴルフ映画としては比較的面白かったのが「バガー・ヴァンスの伝説」。
オープニングでラフに倒れるハーディ・グリーヴス(ジャック・レモン)のように死ねたら最高だろうな、って映画の中身と違うところで感銘を受けていますね。
これもかなりファンタジックな内容で、ちょっと「ナチュラル」に似てた雰囲気があるんですが、監督がロバート・レッドフォードでした。
なんか、話が1周しましたね(笑