1年のうちでもっともゴルフに適した季節は?と問われても答えに窮してしまいます。
身体が揺れるほどの突風でも球筋とか距離のジャッジをするのが楽しいし、指先が凍るほどの寒い時や下着までびっしょりになるような雨の時でも、とにかく18ホール回った後はささやかな達成感を味わえます。
いい歳の男が雨の中、びしょ濡れになって遊べるというのも乙なものです。
その年の最高気温を記録した真夏日にゴルフをしたこともありました。夏の日差しが作るコントラストが大好きです。仲間と風呂に入る時、どれほど陽焼けしたか自慢しあうのも好きです。
ゴルフに適した季節はもう少し歳を取ったら感じるようになるのでしょうけれど、それでも、桜が咲く頃のゴルフは格別です。グリーン回りが花びらの絨毯になっていると(アプローチミスしても)優雅な気分になってきます。
たぶん、生物としてのプリミティブな部分が揺り動かされて春を感じているんでしょう。
ゴルフ場で桜を見ていると、花見で騒ぐ人達の気分が少しだけ、分かるような気がします。
でも、せめてブルーシートじゃなく花ござにしてほしいものですが。