最近、劇場へ映画を見に行かなくなっちゃったなあ…。多々ある理由の中でもっとも大きいのはCATVの映画専門チャンネルとネットの映画配信サービスに入会したこと。劇場で見逃した映画を見ているうちにプログラムの見たい映画が溜まり過ぎて、劇場まで足を運ぶのが億劫になってしまいました。劇場で観てこそ映画、とは理解していますが、自宅で観る映画にもそれなりにメリットがあります。たとえば劇場までは足が届かなかった地味な佳作をたっぷり見られるとか、ね。
「The Secret Life of Walter Mitty（邦題：LIFE!）もそんな映画でした。平日の昼間に初放送していたのでたいして期待もせず、録画しておいてゆっくりと1人で観たのですが、見終わった後はちょうど手頃な爽快感が残りました。日本では2014年公開なので今更感はありますが、ご覧になっていない人は映画配信サービスやCS、BSなどで見かけたら気に留めておくことをおすすめします。
ストーリーや解説などは豊富な情報がネットに出回っているので、それらを参考にしてください。個人的にこの映画の好きな点は「なくなっていくものとのこっていくもの」をモチーフにしていることです。その象徴が、冒険家ショーンと彼を追いかけてきた主人公のウォルターがアフガニスタンの山奥でスノウレパードを目撃するシーン。あまり書くとネタバレになるので、この辺までに留めておきますが、個人的にはこのワンカットだけでどんぱちのハリウッド映画1ダース分の価値があると思っています。ショーン・ペンって渋い役者になったなあ…。
それにしてもこのブログ、時計を巻き戻していますね。アナログ的です。